ナイツ&マジック│TVアニメ公式サイト

story

1
2
3
4
5
6

第6章「Trial & Error」

06

脚本:木村 暢/絵コンテ:河本昇悟/演出:中山敦史/作画監督:米澤 優

アンブロシウスはさらなるシルエットナイト開発の一環として、国立機操開発研究工房(通称ラボ)と、エルを団長とする銀鳳騎士団による、新型機同士の模擬試合を命じた。

ラボがカルダトアの後継機開発を進める一方で、エルはカザドシュ事変を教訓に、機動力を重視した機体を投入することを決意。そのためには、息の合った二人の騎操士、双子のキッドとアディが適任だという。

はたしてエルが提案した衝撃の新型機とは……?

今週のイラスト

今週のナイツマニア

オプションワークス(選択装備)①

オプションワークスとは、シルエットナイトに用いられる追加装備の総称である。その中でもマギウスジェットスラスタ(魔導噴流推進器)は、爆発的な加速力を生み出し、やがてシルエットナイトに飛行能力をもたらした。

マギウスジェットスラスタの概念は、高速飛行に使用する「エアロスラスト(大気圧縮推進)」の魔法を機械的に再現したもの。内部は、漏斗をふたつ合わせたような構造をしており、前半部には大気を圧縮するスクリプトがエンブレムグラフとして刻み込まれ、大気を吸入・圧縮して細くくびれた中央部へと送り込む。後半部には、爆発に指向性を持たせて発現するエンブレムグラフが刻まれ、圧縮大気の塊をジェット噴流へと変換する。

想定以上の推力を実現したものの、あまりにも消費魔力が莫大であるため、エルはすぐさま改良に着手。最終的には小型化した可動式のマギウスジェットスラスタを複数搭載することで、安定した出力と機動性を実現するに至った。しかし、そのあまりにも複雑な操作系によって、エル以外の人間には極めて操縦が困難な代物となってしまった。