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第13章「Heaven & Earth」

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脚本:横手美智子/絵コンテ:山本裕介/演出:重原克也/作画監督:入江 篤、小島 彰、酒井秀基、柴田篤史、谷川政輝、米澤優

旧王都デルヴァンクールの奪還作戦に向かった銀鳳騎士団の前に、再びヴィーヴィルが立ちはだかる。

エルはヴィーヴィルとの再戦を見据え、ジルバヴェール(対空衝角艦)にデトネーションジャベリン(魔導火節)を搭載。ヴィーヴィルは降り注ぐジャベリンをすべて破壊するも、それこそがエルの狙いだった。

窮地に陥るドロテオに、オラシオはマキシマイズ(最大化戦闘形態)の発動を進言。エルとオラシオ、天才同士の意地が激突する。

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大航空時代

ウェスタン・グランドストーム(大西域戦争)は、新生クシュペルカ王国の復興により、大きな転機を迎える。西方諸国は、弱体化したジャロウデク王国が所持する最高機密兵器・レビテートシップの開発技術情報に狙いを定めたのである。

ジャロウデク王国への侵攻を見据え、けん制を続けていた西方諸国。だが開発技術情報が各国に流布されたことをきっかけに、その矛先を治めていく。情報の流出経緯については、様々な憶測が飛び交った。ジャロウデク王国の技術者による漏洩説や、各国の独自研究の結果による説、さらには技術仕様書が各国へ送りつけられたという説も存在するが、いまだに真実は謎に包まれている。

各国はレビテートシップだけではなく、銀凰騎士団との戦いで恐るべき力を見せつけたヴィーヴィルの情報も欲した。だが、中央開発工房の長であるオラシオ・コジャーソが姿をくらました際に、基幹技術の大半が消失してしまっている。

結局、各国が入手できたのは、エーテリックレビテータなど、レビテートシップについての基礎技術に限定されたものだった。だが、地形に捕らわれない移動手段を手にしたことは、人々の移動範囲を飛躍的に拡大させることになる。やがて人々はセッテルンド大陸にとどまらず、広大な世界へと飛び出していく。これこそ“大航空時代”の到来であった。